ルノアールのエンジン
また彼は一八六ニー六三年にかけて、毎分一〇〇回転で○・五馬力を発生するガス・エンジンを搭載した3輪車を作り、それがパリからジョアンヴィル・ル・ボン間の約ニマイルを走行したことが記録に残っている。
ただしこれは近代以前の自動車への試みであり、ルノアール自身この研究を推し進あることなく終った。
ルノアールの業績は高く評価され、ニコラウス・アウグスト・オットー博士やゴットリープ・ダイムラーを含む自動車開発のパイオニアが多数ルノアールの工場を訪れている。
そして内燃機関の開発はその後ドイツで急ピッチで進められることになる。
それはまさに、今の中古車トラックなどの輸送にかかわる自動車の登場するきっかけとなり、物流がさらに速くなる原動力となるのである。
まずニコラウス・アウグスト・オットーが、はじめ燃料に安いアルコールを用いた4ストローク・エンジンの研究を開始(一八六一二年)、一八七六年に試作品が完成した。