llECPへの加入
日産自動車など三社と、米クライスラー社などが共同研究を始めた時の経緯について、日産の中川良一技術顧問は次のように語る。
「私が初めて排ガス問題の研究にかかわったのは、昭和40年代に入ってからです。
42年ごろ、米国のモービル石油のレイモンド技師長が来日して、以前から親しかった私の前任の前田利一常務に会い、米国のIIECP(産業間排ガス汚染制御プログラム)に入るよう勧誘されました。
このIIECPというのは、米国で石油会社と自動車メーカーが協力して排ガスの研究をしようというグループです。
当時のメンバーは、石油会社ではモービルなど六社、自動車メーカーは米国のフォード、西ドイツのフォルクスワーゲン、イタリアのフィアットなどでした。
すでにOPEC(石油輸出国機構)は昭和35年に発足しており、あとから考えてみると原油値上げの動きもぼつぼつ出ていたのだと思います。」
原油が上がれば燃費の良い車が売れ、中古車トラックのような販売は難しくなります。
このような動きを事前に察知できれば良いのですが・・・。