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2011年01月 アーカイブ

ある社長の苦悩 その1

よく知られているように、荷主側が組んだ配車計画だけに依存していると、季節や月日によって配車台数に変動があります。

また、待ち時間があったりしてトラックの回転も思うようになりません。

したがって稼働率も悪く、収入も安定しません。

このため、A社長は日通輸送事業協同組合にも加盟し、シャープ第二流通センター(野火止)の元請である日通の協力もえて、「なんとかやりくりした」のですが、二回にわたる石油危機後の不況や円高不況による家電需要の低迷もあって、業績は好転しませんでした。

とくに55年以降の不況と60年夏からの円高不況は中古車トラック運送業界に深刻な影響を与・兄ていましたから、貸切り専業の多くは苦境に立たされました。

ある社長の苦悩 その2

A社長も、「このままではいかん。

なんらかの方策を立て、ジリ貧経営から安定経営に転換しなければ……」と、かねてから思案していた保管と配送の一括業務、いわゆる配送センター業務を手がけることを決断したのでした。

その経緯について、A社長は次のように語っています。

「私は東ト協の近代化委員会の委員を務めさせてもらっていたものですから、毎年実施しているコンピュータ経営診断結果に注目していました。

そのデータによると、貸切り専業型の営業利益率は低く、兼業型が相対的に高いのでした。

当社の場合も、運賃は荷主の理解があって毎年、若干ですが値上げしていただいておりましたものの、配車は相手しだいですし、道路混雑もあってトラック中古車回転率が悪いものですから、営業利益率が低かったのでした。

それで、兼業型経営をめざすことを心がけたのでした。

ついで、どんな事業がよいかを考えました。

そしてわが社の業務を見直しながら家電製品の物流経路を追跡すると、家電販売店の製品保管場所が各地に細かく分散しているのでした。

これを一ヵ所に集め、出荷指示に応じて当社でまとめて配送すれぽ、横持ちが大幅に省けることに気づいて、よし流通倉庫を建てようと思い至ったわけです」。

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